ダナンの工業団地一覧(2026年):用地状況・管理委員会・最低賃金地域
2025年の省合併でクアンナム省がダナン市に統合されたことを受け、ダナン市内の工業団地を一覧にまとめました。ベトナムの工業団地一覧やマップを調べている日系企業の工場責任者・海外事業ご担当者に向けて、用地が残っている団地、空きのない団地、今後用地が出る団地、2つの管理委員会のどちらが管轄するか、地域別最低賃金を整理しています。数値は各管理委員会とダナン市の公式サイト、市の計画決定、デベロッパーの報告書、報道に基づき、2026年9月23〜25日に確認しました。時点不明と記した行を除き、各状況には2025年半ばから2026年9月までのデータ時点を付けています。個別の区画については、管理委員会とデベロッパーに改めてご確認ください。InTimeVisaは独立した民間企業であり、政府機関ではありません。DSEZA、チューライ管理委員会を含むダナン市当局や、工業団地デベロッパーとも提携していません。当社は工業団地を所有・運営しておらず、いずれの工業団地デベロッパーからも手数料(コミッション)を受け取っていません。工場の設計・施工会社をご紹介する場合も、その会社から手数料その他の利益は受け取りません。当社の報酬は、依頼者である投資家からのみ受け取ります。

ダナンの工業団地一覧(2026年9月時点)
DSEZAはダナン・ハイテクパーク・工業団地管理委員会(Ban Quản lý Khu công nghệ cao và các khu công nghiệp Đà Nẵng)、「チューライ管理委員会」はチューライ開放経済区管理委員会(Ban Quản lý Khu kinh tế mở Chu Lai)を指します。KCNはベトナム語の「工業団地(Khu công nghiệp)」の略です。「用地あり」は未賃貸の工業用地が報告されているという意味で、御社に必要な規模のインフラ整備済み区画が現時点で空いているという意味ではありません。「(要確認)」の行は、情報源が食い違っている、データ時点が不明、データが古い、または報道のみに基づくものです。複数の最低賃金地域にまたがる団地は、最低賃金額が最も高い地域を記載しており、その地域の基準が団地内のすべての使用者に適用されます(政令293/2025/ND-CP 第3条第3項c号、2026年1月1日施行)。
本一覧は公式情報源(管理委員会、工業団地デベロッパー)と報道をもとに整理した一般的な公開情報で、2026年9月23〜25日に確認しました。特定の区画の賃貸の申出、物件の掲載、推奨ではありません。InTimeVisaはいずれのデベロッパーの代理も務めていません。現在の用地の空き状況、賃料、賃貸条件は、デベロッパーまたは管理委員会の公式窓口へ直接お問い合わせください。
| 工業団地 | 管理委員会 | 2026年の用地状況(データ時点) | 最低賃金地域 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ダナン・ハイテクパーク(Khu công nghệ cao Đà Nẵng)(要確認) | DSEZA | 用地あり。ハイテク案件が対象(2025年Q3) | 第2地域 | 民間デベロッパーなし(インフラはDSEZAが直接管理)。生産用地の残り約114 ha。各案件は政令260/2026/ND-CP 第26条の基準を満たす必要あり(2026年7月1日施行) |
| リエンチウ工業団地(KCN Liên Chiểu) | DSEZA | 用地あり:82.31 ha、うち23 haはインフラ未整備(2025年Q3) | 第2地域 | デベロッパー:SDN。団地の土地期限は2046年 |
| ドンクエソン工業団地(KCN Đông Quế Sơn) | DSEZA | 用地あり:63.3 ha(2025年Q3) | 第3地域 | An Thinh Quang Nam社。賃貸面積の下限0.5 ha(JETRO、2025年3月。デベロッパーに要確認) |
| トゥアンイエン工業団地(KCN Thuận Yên)(要確認) | DSEZA | DSEZA発表で用地あり:40.89 ha(時点不明) | 第2地域 | 商業デベロッパーなし。インフラ状況は未確認。市計画(2026年2月28日付の決定773/QĐ-UBND)では稼働中・設立決定なし、計画面積108 ha、バンタック坊 |
| ディエンナム・ディエンゴック工業団地(KCN Điện Nam – Điện Ngọc) | DSEZA | 残りわずか(DSEZA):12.52 ha、賃貸率95%(時点不明。2025年10月掲載) | 第3地域 | クアンナム・ダナン都市・工業団地開発株式会社 |
| ダナンITパーク(Khu CNTT tập trung Đà Nẵng。2026年1月1日から法71/2025/QH15により集中型デジタル技術区) | DSEZA | 用地あり:インフラ整備済み57.27 ha(第1期)。デジタル技術案件のみ(DSEZA、時点不明。2025年10月更新) | 第2地域 | 一般製造業は対象外 |
| ホアカム工業団地 第1期(KCN Hòa Cầm)(要確認) | DSEZA | ほぼ賃貸済み:インフラ整備済みの残りは約1.6 ha(2025年Q3) | 第2地域 | ホアカム工業団地投資株式会社。DSEZAの数値に不一致 |
| ホアカイン工業団地(KCN Hòa Khánh) | DSEZA | 空きなし:100%賃貸済み(2025年8月) | 第2地域 | デベロッパー:Daizico |
| ホアカイン拡張工業団地(KCN Hòa Khánh mở rộng) | DSEZA | 空きなし:100%賃貸済み(2025年Q3) | 第2地域 | デベロッパー:サイゴン・ダナン投資株式会社(SDN) |
| ダナン工業団地・アンドン(KCN Đà Nẵng)(要確認) | DSEZA | 空きなし:100%賃貸済み(2025年Q3) | 第2地域 | Massda Land。金融地区への転換を計画 |
| ダナン水産サービス工業団地(KCN Dịch vụ Thủy sản Đà Nẵng) | DSEZA | 空きなし:100%賃貸済み(2025年Q3) | 第2地域 | Daizico。2026年の市計画(決定773/QĐ-UBND)の工業団地リストに含まれていない。同計画はこの区域を都市・サービス・公共インフラ用途へ転換する方向を示している |
| ホアニン工業団地(KCN Hòa Ninh/Phú Mỹ 3 Đà Nẵng) | DSEZA | 2026年7月にインフラ着工。用地供給は今後 | 第2地域 | Thanh Binh Phu My社。工業用地221 haを計画 |
| VSIPダナン(KCN Điện Tiến) | DSEZA | 2026年7月に投資方針承認。未着工 | 第3地域(政令293/2025/ND-CPにより2026年1月1日から適用。2027年1月1日以降、地域・金額が変わる可能性あり) | VSIP合弁会社。入居企業の受入れは2028年Q3から予定 |
| ホアカム工業団地 第2期(KCN Hòa Cầm GĐ2)(要確認) | DSEZA | 停滞:投資家選定を一時取消(2025年12月) | 第2地域 | デベロッパーなし。報道(2025年12月)では自由貿易区と関連づけて用地を検討中。改定後の市計画(2026年2月28日付の決定773/QĐ-UBND)の40工業団地リストには含まれていない |
| ホアニョン工業団地(KCN Hòa Nhơn)(要確認) | DSEZA | 未着工:デベロッパーなし(2026年4月) | 第2地域 | 2026–2030年の投資誘致リストに130 haで掲載 |
| ビンラム・ビンライン工業団地(KCN Bình Lâm – Bình Lãnh) | DSEZA | 計画案が市の意見待ち(2026年9月) | 第3地域(ドンズオン社〔第3地域〕とヴィエットアン社〔第4地域〕にまたがるため、団地全体に最も高い地域を適用) | 計画面積490 ha。デベロッパーなし。区域の境界は未確定 |
| フースアン工業団地(KCN Phú Xuân) | DSEZA | 計画段階。デベロッパーなし(2026年4月) | 第3地域 | 計画面積230 ha。DSEZAの誘致リストに掲載 |
| バクタンビン1工業団地(KCN Bắc Thăng Bình 1) | DSEZA | 計画段階。デベロッパーなし(2026年4月) | 第3地域 | 計画面積245 ha。DSEZAの誘致リストに掲載 |
| バクタンビン2工業団地(KCN Bắc Thăng Bình 2) | DSEZA | 計画段階。デベロッパーなし(2026年4月) | 第3地域 | 計画面積770 ha。DSEZAの誘致リストに掲載 |
| タイクエソン工業団地(KCN Tây Quế Sơn) | DSEZA | 計画段階。デベロッパーなし(2026年4月) | 第3地域 | 計画面積1,200 ha。DSEZAの誘致リストに掲載 |
| ダイロック工業団地(KCN Đại Lộc) | DSEZA | 計画段階。デベロッパーなし(2026年4月) | 第3地域 | 計画面積600 ha。DSEZAの誘致リストに掲載 |
| ダイソン工業団地(KCN Đại Sơn、トゥオンドゥック社) | DSEZA | 計画段階。デベロッパーなし(2026年4月) | 第3地域 | 計画面積300 ha。トゥオンドゥック社(xã Thượng Đức)。DSEZAの誘致リストに掲載 |
| ハイテク工業団地2(KCN Công nghệ cao 2、タンビン社・タンディエン社・タンアン社) | DSEZA | 計画段階。デベロッパーなし(2026年4月) | 第3地域 | 計画面積300 ha。市計画(決定773/QĐ-UBND、2026年)上チューライ開放経済区の外。経済区内の「タンビン・ハイテク工業団地」とは別の団地。DSEZAの誘致リストに掲載 |
| タンビン高速道路西側工業団地(KCN phía Tây cao tốc、タンビン社・ドンズオン社) | DSEZA | 1/2000分区計画を2026年5月28日に承認。WHA Industrial Development International(シンガポール法人、タイWHAグループ)が2026年6月に申請。投資方針は未承認(報道、2026年9月) | 第3地域 | 計画面積400 ha |
| ダナン自由貿易区(Khu thương mại tự do Đà Nẵng) | DSEZA | 工業団地ではない。未稼働。土地の割当て・用地明渡し中(2026年9月) | 第2地域 | 7か所。うち4か所で投資家が承認済み |
| バクチューライ工業団地(KCN Bắc Chu Lai) | チューライ管理委員会 | 用地あり:賃貸可能な用地約20 ha(うち約6 haは第17区画で旧案件の資産が残存)(2025年12月) | 第3地域 | CIZIDCO。15 haは運河ルート変更待ち |
| タムタン工業団地(KCN Tam Thăng) | チューライ管理委員会 | 用地あり:インフラ整備済み約10.8 ha(2025年12月) | 第2地域(団地全体) | CIZIDCO。団地はバンタック坊の一部とタンチュオン社にまたがる。残り約38 haは2027年末まで段階的に補償・用地明渡し・インフラ整備 |
| タムタン2工業団地(KCN Tam Thăng 2) | チューライ管理委員会 | 用地あり:デベロッパーはインフラ整備済みで引渡し可能な区画があると掲載(2026年4月)。約103 haのうち75.64 haを土地回収済み、入居15社、うち7社が稼働(市、2026年3月) | 第2地域(団地全体):バンタック坊(第2地域)とタンチュオン社(第3地域)にまたがるため、最も高い地域の最低賃金を適用 | Capella Quang Nam社。工業用地の60.01%を賃貸済み(デベロッパーの環境影響評価報告書、2025年9月) |
| タムアイン韓国工業団地(KCN Tam Anh – Hàn Quốc)(要確認) | チューライ管理委員会 | 第1期に一部用地が残る。第2期は用地補償・明渡し中(報道、2026年6月)。市計画で団地は149 haに縮小(2026年2月) | 第3地域 | C&N Vina Tam Anh – Hàn Quốc社。第1期の賃貸率約82%(報道、2026年6月) |
| タムヒエップ港湾物流工業団地(KCN Hậu cần cảng Tam Hiệp)(要確認) | チューライ管理委員会 | 新規投資家へ用地を案内中(チューライ管理委員会、2026年9月)。賃貸率約74%、すぐ使える面積は非公表(報道、2026年7月) | 第3地域 | 港湾物流向けの団地。賃貸率73.88%(報道、2026年7月) |
| チューライ・チュオンハイ自動車機械工業団地(KCN Cơ khí Ô tô Chu Lai – Trường Hải) | チューライ管理委員会 | 特化型団地。入居率85%(2026年6月) | 第3地域 | THACO。自動車・機械のサプライチェーン向け |
| チューライ・チュオンハイ港湾・港湾物流工業団地(KCN Cảng và Hậu cần cảng Chu Lai – Trường Hải) | チューライ管理委員会 | 港湾・物流。143 ha。チューライ・チュオンハイの港湾・物流・非関税エリア全体で入居率約42%、二次投資家10社(2026年3月。この数値はより広いエリア全体のもので、本団地単独の数値ではない) | 第3地域 | THACO(港湾はTHILOGIが運営)。港湾・物流・非関税の機能区。誘致業種はチューライ管理委員会またはデベロッパーに要確認 |
| THACOチューライ農林業工業団地(KCN Thaco Chu Lai) | チューライ管理委員会 | 農林業の特化型団地。管理委員会の分類は「実施中」(2026年6月)。転貸用地の公開データなし | 第3地域 | THACO。一般製造業向けの団地ではない |
| タムタン拡張工業団地(KCN Tam Thăng mở rộng)(要確認) | チューライ管理委員会 | 国がデベロッパーへ段階的に土地を賃貸(第2回:2026年7月)。転貸はまだなし(2025年12月) | 第3地域 | CIZIDCO。当初工程から遅延し、2026年に工程調整を申請予定 |
| タムタン拡張2工業団地(KCN Tam Thăng mở rộng 2) | チューライ管理委員会 | 2026年8月22日に着工。国がデベロッパーへ第1期約30.2 haを賃貸(2026年8月13日)。転貸開始の時期はまだ示されていない | 第3地域(要確認):投資方針決定と土地賃貸では団地全体がタンチュオン社内だが、2026年の市計画はバンタック坊(第2地域)も記載。一部でもバンタック坊にあれば、団地全体に第2地域を適用 | Capella Quang Nam社。国から土地の割当て・賃貸を受けた日から48か月の工程 |
| タムアイン・アンアンホア工業団地(KCN Tam Anh – An An Hòa) | チューライ管理委員会 | 2026年3月に着工。用地供給は今後 | 第3地域 | An An Hoa工業団地・都市株式会社(Geleximcoグループ) |
| タムアイン1工業団地(KCN Tam Anh 1) | チューライ管理委員会 | 2026年8月に着工。用地供給は今後 | 第3地域 | チューライ・フロートガラス株式会社。インフラ完成は2028年Q4予定 |
| ナムタンビン工業団地 B区(KCN Nam Thăng Bình – Phân khu B) | チューライ管理委員会 | 工事中。2027年初めの用地供給が目標(報道、2026年8月) | 第3地域 | ナムタンビン工業団地インフラ投資株式会社 |
| チューライ・チュオンハイ自動車機械工業団地 拡張(KCN Cơ khí Ô tô Chu Lai – Trường Hải mở rộng) | チューライ管理委員会 | 2025年8月に着工 | 第3地域 | THACO。2027–2030年に稼働予定 |
| ヌイタイン・ガスエネルギー工業団地(KCN khí – năng lượng, Núi Thành) | チューライ管理委員会 | 1/2000分区計画を策定中。団地は未設立で、インフラデベロッパーは未公表(2026年9月) | 第3地域 | 431 ha。分区計画を最終調整中 |
2025年の変化:1つの市に2つの管理委員会
合併後のダナン市には、工業団地を管理する委員会が2つあります。いずれも市人民委員会(UBND)に属する行政機関です。工業団地内の区画について、投資登録の書類をどちらの委員会に提出するかは、区画がチューライ開放経済区の内側にあるかどうかで決まるため、申請前に区画ごとに境界をご確認ください。チューライ開放経済区は旧ヌイタイン、タムキー、タンビンにまたがる約27,040 haの区域です(2018年12月13日付の決定1737/QĐ-TTg 第1条第1項)。タンディエン社のように境界の両側に工業団地がある社もあるため、管轄の委員会は区画ごとに確認されます。工業団地、ハイテクパーク、経済区の外にある案件の投資登録証明書は財政局が発行し、団地の内外にまたがる案件は投資法143/2025/QH15 第27条第3項に従います。
- DSEZAは、ハイテクパーク、旧ダナン市の工業団地、ITパーク、自由貿易区を管轄しています。2025年8月18日(決定1012/QĐ-UBND。管轄範囲は2025年12月12日付の決定2965/QĐ-UBND 附属規定第1条第1項で改めて規定)からは、ディエンナム・ディエンゴック、ドンクエソン、トゥアンイエンなど、チューライの外にある旧クアンナム省の工業団地も管轄しています。
- チューライ開放経済区管理委員会は、2025年11月28日付の決定2609/QĐ-TTgで設置されました。経済区内の投資案件の登録を担当し、市レベルの建設専門機関の権限に属するF/S(実現可能性調査報告書、BCNCKT)の審査と、経済区内で建設許可が必要な工事の建設許可も担当します(2026年3月6日付の決定809/QĐ-UBND 附属規定第2条第8項g号・i号)。
立地によって法人所得税の優遇はどう変わるか
通常の工業団地に立地していることは、新規案件が法人所得税(CIT、thuế TNDN)の優遇を受ける独立した根拠ではなくなりました。法人所得税法67/2025/QH15(第12条第3項、2025年10月1日施行)が優遇対象地域として挙げるのは、社会経済条件が困難または特に困難な地域、経済区、ハイテクパーク、ハイテク農業区、集中型デジタル技術区です。そのため新設工場の優遇は、業種、所在する社・坊(xã/phường)、団地の種類、規模、経過措置上の権利によって決まります。
- ハイテクパーク:新規案件の所得に対する基本の優遇は、条件を満たす場合、税率10%を15年間、最長4年間の免税、その後最長9年間の50%減税です(法人所得税法67/2025/QH15(ハイテク法133/2025/QH15による改正後)第13条第1項d号、第14条第1項a号)。税率の優遇期間は、案件に売上が生じた最初の年から数えます。免税・減税の期間は、課税所得が生じた最初の年から数え、売上が生じてから3年間課税所得がない場合は4年目から数えます。ハイテク企業などの認定書類が後から発行された場合は、その発行年から数えます(改正後の第13条第7項、第14条第4項)。そのため、両者の期間を足し合わせることはできません。投資額3兆ドン以上の案件に税率10%を30年間適用する政令04/2018/ND-CPの旧来の規定が、2026年の新規案件に自動的に適用されるわけではありません。これとは別に、2026年7月1日からは、一部の優遇が立地ではなく企業の認定上の地位に連動します。第1グループのハイテク企業、戦略技術企業、要件を満たす研究開発センターは税率10%を25年間、ハイテク製品を製造する認定企業は税率17%を10年間です(法67/2025/QH15 第12条第2項e1号・e2号、第13条第1a項、第13条第4項d号。ハイテク法133/2025/QH15 第25条第7項により追加、2026年7月1日施行)。
- 自由貿易区:決議136/2024/QH15(決議259/2025/QH15による改正後)が独自の法人所得税・地代の優遇を定めています。案件が受けられる優遇は、業種、所得の種類、立地、条件によって異なります。
- チューライ開放経済区:経済区は法人所得税の優遇対象地域です。社会経済条件が困難または特に困難な地域にある経済区内の新規案件は、税率10%を15年間、最長4年間の免税、その後最長9年間の50%減税です。それ以外の地域にある場合は、税率17%を10年間、最長2年間の免税、その後最長4年間の50%減税です(法67/2025/QH15 第13条第1項d号、第4項c号、第14条第1項・第2項)。そのため、優遇は案件の所在する社・坊と業種によって異なります。
- 既存案件:従前の規定で付与された優遇は、経過措置の条件を満たせば、残りの期間について継続できます(法67/2025 第20条第1項)。
立地別の最低賃金地域
政令293/2025/ND-CP(2026年1月1日施行)は地域別最低賃金(lương tối thiểu vùng)を定め、ダナン市の各坊・社をいずれかの地域に割り当てています(第3条第1項、付録第21項)。月額は第2地域4,730,000ドン、第3地域4,140,000ドン、第4地域3,700,000ドンです。旧ダナン市の坊・社にある工業団地(ハイテクパーク、ホアカイン、リエンチウ、ホアカムなど)は第2地域(Vùng II)です。旧タムキー、ホイアンの坊とタンヒエップ社も第2地域で、トゥアンイエン工業団地のあるバンタック坊(phường Bàn Thạch)もこれに含まれます。旧ディエンバン、クエソン、タンビン、フーニン、ダイロック、ヌイタインの社・坊のうち、付録に掲載されたものは第3地域です。付録に掲載されていない社(旧ヒエップドゥックの社など)は第4地域です。内務省が提出した政令草案は、2027年1月1日からこれらの金額を引き上げ、ダナン市の一部の地域をより高い地域へ移す可能性がありますが、まだ施行された規定ではありません。
地域は、使用者が事業を行う場所によって決まります(第3条第3項)。工業団地、輸出加工区、ハイテクパーク、集中型デジタル技術区が最低賃金の異なる複数の地域にまたがる場合、その区域内のすべての使用者に、かかっている地域のうち最低賃金額が最も高い地域の基準が適用されます。自社の区画がどの社・坊にあるかは問いません(同c号)。c号は経済区を挙げていないため、チューライ開放経済区内でも工業団地の外にある用地は、こうした区域の外にある他の用地と同様に、使用者が事業を行う社・坊の地域に従います(同a号)。支店は、その支店が事業を行う地域に従います(同b号)。
デベロッパーCIZIDCOの団地概要によれば、タムタン工業団地はビンナム社(旧タンビン県)とタムタン社(旧タムキー市)にまたがります。2025年6月16日付の国会常務委員会決議1659/NQ-UBTVQH15(第1条第16項・第51項)により、この2つの社は現在それぞれタンチュオン社(xã Thăng Trường、第3地域)とバンタック坊(第2地域)に属するため、団地全体に第2地域の月額4,730,000ドン、時間額22,700ドンが適用されます。タムタン2工業団地も、市計画(2026年2月28日付の決定773/QĐ-UBND 附録II)と団地の環境許可証によればバンタック坊とタンチュオン社にまたがるため、団地全体が第2地域です。タムタン拡張2工業団地は、投資方針決定と土地賃貸決定では団地全体がタンチュオン社(第3地域)内ですが、2026年の市計画はバンタック坊も記載しています。一部でもバンタック坊にあれば、団地全体に第2地域が適用されます。旧ビンライン社は現在ドンズオン社(第3地域)、旧ビンラム社はヴィエットアン社(第4地域)の一部です(決議1659/NQ-UBTVQH15 第1条第54項・第85項)。ビンラム・ビンライン工業団地は、市の計画上この2つの社にまたがるため、団地全体が第3地域となります。この団地の計画は、まだ市の意見を待っている段階です。人件費の予算を組む前に、区画の住所と団地の境界をご確認ください。
契約前にどの工業団地デベロッパーにも確認すべき質問
以下は、どの工業団地にも共通する一般的な質問で、特定の区画、デベロッパー、賃貸契約を評価するものではありません。1つ目と2つ目の質問は土地法31/2024/QH15(2026年3月16日付の統合文書44/VBHN-VPQH)に関わり、土地使用権そのものを銀行融資の担保にできるかどうかを左右します。残りの2つは、許認可と工程に影響します。これは一般的な情報であり、賃貸契約や不動産金融に関する助言ではありません。個別の案件について助言が必要な場合は、法律事務所または要件を満たす不動産コンサルティング事業者をご利用ください。
- 承認済みの投資案件に基づく土地の転貸(サブリース)か、それともレンタル工場(建屋)の賃貸か。デベロッパーから承認済み案件に沿って転貸を受けた土地について、土地法は御社名義の土地使用権証明書の取得を妨げていません(第151条第1項c号)。ただし、通常の登記と証明書発行の要件を満たすことが前提です。レンタル工場の賃借は工業用途の建設工事の賃貸であり(不動産事業法29/2023/QH15 第5条第2項、第44条第1項e号)、同法はこれをインフラ整備済みの土地使用権の転貸(第44条第1項h号)と区別しています。
- デベロッパーはこの区画を国から地代一括払いで賃借しているか。また、転貸料を全期間分まとめて前払いできるか。ベトナムで認可を受けた金融機関で土地使用権そのものに抵当権を設定するには、この両方が必要です(第202条第3項、第5項a号。外資企業については第43条第2項a号により第33条第1項đ号を適用)。年払いの場合、御社は土地に付着した自社の資産には抵当権を設定できますが、土地使用権には設定できません(第202条第5項b号。外資企業については第43条第2項b号により第34条第1項b号を適用)。
- 団地のインフラは環境影響評価(ĐTM)の承認または環境許可証(GPMT)を取得済みか。処理済みの排水を団地の集中処理場へ流せるか。
- 残りの用地のうちインフラ整備済みの面積はどの程度か。団地自体の土地期限はいつまでか。
用地決定後の許認可の流れ
以下の期間は、完全かつ有効な書類一式を受理した日から数える法定処理期間です(企業登録証明書は書類の受理日から数えます)。書類の準備、領事認証、補正には別途時間がかかるため、完了日を示すものではありません。
- 投資・会社設立:投資方針承認(chấp thuận chủ trương đầu tư)が不要で法定条件を満たす案件では、団地の管理委員会は10営業日以内に投資登録証明書(IRC)の発行について判断しなければなりません(2026年3月31日施行の政令96/2026/ND-CP 第39条第3項)。企業登録証明書(ERC)は、財政局(Sở Tài chính)の事業登録機関が書類の受理日から3営業日以内に処理します(企業法59/2020/QH14 第26条第5項)。本社をハイテクパーク内に置く企業については、DSEZAが両方を発行します。
- 環境:決議66.19/2026/NQ-CP(2026年5月18日から2027年2月28日まで有効。付録IX A部VI第1項)により、団地のインフラが環境影響評価の承認または環境許可証を取得済みであれば、工業団地内の案件は環境影響評価の対象から外れます。市レベルの環境許可証が必要な場合、処理期限は30日以内です。廃棄物処理設備のいずれにも試運転が不要で、投資家がオンライン(電子)での処理を申請した場合は15日です(通達02/2022/TT-BTNMT 第18b条。通達09/2026/TT-BNNMTにより追加)。決議66.19/2026/NQ-CPは期限付きの暫定措置で、早期に差し替えられる可能性もあるため、申請のたびに、その日に有効な規定と照合します。
- F/Sと建設許可:国による審査が必要な場合、F/Sは通常、団地の管理委員会が、案件グループと構造物の等級に応じて12〜25営業日以内に審査します。この期間は1回延長でき、書類を再提出することになった場合は最初から数え直されます(2026年7月1日施行の政令217/2026/ND-CP 第36条第5項、第37条)。F/Sが建設当局の審査を経て承認された案件に属する構造物は、建設許可が免除されます(建設法135/2025/QH15(原則として2026年7月1日施行)第43条第2項e号)。ほかにも免除事由はありますが、団地の1/500詳細計画はその事由に当たりません。
- 消防(PCCC):建物が消防警察の設計審査の対象に含まれる場合(例:火災・爆発危険区分Cの生産建屋で、容積15,000 m³以上または床面積2,000 m²以上。各建物を合算せず、プロジェクト内で規模の大きい建物を基準に判定します)、消防警察が6営業日以内(公共投資法上の国家重要案件またはA群案件の分類基準に当たる案件の建物は10日以内)に、消防設備・システム(火災報知、消火、非常照明、避難誘導を含む)と消防用電気設備を審査します。この審査結果が出るまで着工することはできません。消防警察による受入検査の確認手続は2026年7月1日に停止され(決議66.18/2026/NQ-CP)、その後、政令347/2026/ND-CP(2026年9月15日施行)により政令105/2025/ND-CPから削除されました。ただし、消防法55/2024/QH15 第18条はまだ改正されていません。現在は投資家が自ら消防の受入検査を行って結果に責任を負い、稼働前に国の消防データベースへ建物を届け出ます(政令105/2025/ND-CP 第12条第1項đ号、政令347/2026/ND-CPによる改正後)。また、等級II以上の工業建物は公共の安全・利益に大きな影響を与える工事に当たるため(政令217/2026/ND-CP 付録IV)、使用開始前に、建設当局が投資家の受入検査を検査し、その結果を書面で承認する必要があります。この建設当局がF/Sとあわせて消防設計を審査した場合、この検査には消防も含まれます(建設法135/2025/QH15 第57条第4項、政令207/2026/ND-CP 第25条・第29条第2項、法55/2024/QH15 第18条第4項・第5項a号)。どの建物がこれに当たるかは、建物の等級と設計に基づいて所轄当局が判断します。これらの手続が完了する前に稼働すると、罰金や稼働停止の対象となり得ます。
- 特別投資手続:要件を満たす工業団地内の案件がこの手続を選ぶと(2026年3月1日施行の投資法143/2025/QH15 第28条)、建設・消防の承認手続は不要になります。その代わり、投資家は適用される基準・技術規準の遵守を誓約し、着工の少なくとも30日前までに、現地の建設秩序管理機関と団地の管理委員会へ着工通知を送付します。通知には、投資家自身が作成・審査・承認した経済技術報告書と、要件を満たす組織・個人による建設物の安全、環境保護、消防に関する審査報告書を添付します(投資法143/2025/QH15 第28条第3項、政令96/2026/ND-CP 第49条第4項)。案件は引き続き検査と罰則の対象です。
- 設計、プロジェクト管理、施工監理、施工は、ベトナム建設法の能力要件を満たす会社と御社が直接契約します。当社は御社の委任代理人として、投資・企業・環境・消防の申請書類を作成・提出し、技術的な内容を御社の有資格コンサルタントが作成したF/S審査、消防設計審査、建設許可(または着工通知)の書類を取りまとめて提出します。
よくある質問
2026年にダナンで用地が残っている工業団地はどこですか?
公表されている数値では、DSEZA管轄のリエンチウ、ドンクエソン、トゥアンイエン、わずかながらディエンナム・ディエンゴック、そしてチューライ管理委員会管轄のバクチューライ、タムタン、タムタン2です。チューライ管理委員会管轄のタムアイン韓国とタムヒエップも用地ありと報告されていますが、再確認が必要です。ハイテクパークとITパークにも用地がありますが、それぞれハイテク案件(各案件が2026年7月1日施行の政令260/2026/ND-CP 第26条の基準を満たす必要があります)とIT案件が対象です。新たな用地は、ホアニン、タムアイン1、タムアイン・アンアンホア、ナムタンビンB区など工事中の工業団地と、2026年7月に投資方針が承認されたVSIPダナンから出る見込みです。各団地のデータ時点と留意点は一覧表をご覧ください。
ダナンの工業団地で工場を建てる場合、投資登録証明書はどこが発行しますか?
案件の全体が団地内にある場合は、通常、区画のある団地の管理委員会です。旧ダナン市の団地とチューライ外の旧クアンナム省の団地はDSEZA、チューライ開放経済区内の団地はチューライ管理委員会が担当します。団地の内外にまたがる案件や、2つ以上の省・市にまたがる案件は、別の規定に従います(投資法143/2025/QH15 第27条第3項)。企業登録証明書は通常、財政局の事業登録機関が発行します。本社をハイテクパーク内に置く企業については、DSEZAが両方を発行します。法定の処理期限は、投資登録証明書が有効な書類の受理日から10営業日(投資方針承認が不要で法定条件を満たす案件)、企業登録証明書が書類の受理日から3営業日です。
ダナンの工業団地にある工場は、法人所得税の優遇を受けられますか?
通常の工業団地に立地しているという理由では受けられません。新規案件の場合は、所在する社・坊、業種、団地の種類(ハイテクパーク、自由貿易区、経済区)、規模、経過措置上の権利によって決まります。すべての工場に一律に適用される税率はありません。
大規模な工場は建設許可が免除されますか?
規模を理由に免除されることはありません。免除は建設法135/2025/QH15 第43条第2項に従います。工場の場合、案件のF/Sが建設当局の審査を受けて承認されていればe号が適用されます。その他の号に当たるかどうかは、御社と御社の有資格コンサルタントが判断するか、許可当局に書面での案内を求めることができます。e号により免除される工事でも、建設許可の申請書類に相当する書類を添えて着工通知を提出する必要があります(第43条第3項b号)。
用地探しや賃貸交渉も依頼できますか?
いいえ。御社の条件に合う工業団地の用地やレンタル工場を探すこと、賃貸交渉を手伝うことは、不動産事業法29/2023/QH15(統合文書06/VBHN-VPQH)第3条第11項、第62条にいう不動産仲介に当たるため、当社は行いません。当社は用地の選定、デベロッパーの紹介、賃料・賃貸条件の比較、賃貸契約の確認、交渉への参加を行いません。不動産仲介は、法定の条件を満たし、仲介資格証明書を持つ仲介士が所属する不動産仲介企業が、別個の契約に基づいて提供する業務です。本ページの工業団地一覧は公表情報をもとにした一般的な情報であり、立地の推奨ではありません。用地の空き状況、賃料、賃貸条件は、デベロッパーまたは管理委員会へ直接お問い合わせください。御社が用地を決めた後、当社は御社の委任代理人として投資・許認可の手続を行います。InTimeVisaは法律事務所ではなく、法的助言は行いません。法的判断を要するご質問は、認可を受けた法律事務所にご相談ください。
ベトナム・ダナンでの工場進出や工場建設をご検討ですか?
ベトナムへの工場進出にあたり、当社は御社の委任代理人として、投資・企業・環境・消防の申請書類を作成・提出します。対応言語は英語、ベトナム語、中国語、日本語、韓国語です。工場建設の設計、プロジェクト管理、施工監理、施工は、ベトナム建設法の能力要件を満たす会社と御社が直接契約します。費用は、計画を伺ったうえで案件ごとにお見積りし、投資家である御社からのみお支払いいただきます。InTimeVisaは独立した民間企業であり、政府機関ではなく、DSEZA、チューライ管理委員会を含むダナン市当局や工業団地デベロッパーとも提携していません。